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私たち西成チャイルド・ケア・センターは、大阪市西成区で約10年間、こども食堂を中心に活動してきました。
100人以上のこどもとその家族に関わるなかで感じたのは、こどもの食だけでなく、こどもとその家族の暮らしをまるごと支えることの必要性。
どんなこどもも、そしてその家族も、この地域で人とつながり、将来に向けて、あたたかな日常を営めるのであってほしい。
「にしなり★つながりの家」設立のために、ぜひお力を貸してください。
子育ては、すべてが初めての経験です。どんな親でも不安になります。ましてや一人親で働きながら子育てをするのは本当に大変なことです。実家を頼れずにひとりで必死にもがいている親もたくさんいます。なかでも母子家庭は貧困率が51.4%と、二人親世帯の5.9%、父子世帯の22.9%と比べて高く、こどもの育ちへの影響はとくに深刻です。大阪市西成区ではそうした母子世帯が他地域よりも多く、一刻も早くお母さんたちをつながりのなかで支えていく必要があるのです。
親のしんどさはこどものしんどさです。貧困はこどもたちの生活に大きな影響を与え、さまざまな問題を生み出します。 ひとりで家にいておなかを空かせていたり、暴力に怯えなければいけない日もあったり。 家が心休まる場所でなければ、勉強に気持ちを向けることもできず、将来の可能性をも狭めてしまいます。
しかしそれでもこどもは、自分にとってかけがえのない親や家族を支えるために、小さな力を振り絞って懸命に生きているのです。
高齢化が進むなか、ひとりで生活をしていかなければならないお年寄りや、言葉や文化の壁によってさまざまな
便益から排除されてしまう外国人の方も、 西成区にはたくさんいます。
2010年あそびの広場の開設からはじまり、2012年から「にしなり☆こども食堂」を実施してきた西成に、
これまでの取り組みの総決算として「にしなり★つながりの家」を設立したい。
そう思い立って2019年からいろいろな方々に相談し、助けていただきながら、
夢の実現に向かって全力で走っています。
設立には、土地購入費(約4,000万円)、施設建設費(約2億2,000万円)を合わせて、総額2億6,000万円ほどが必要と見込まれています。
公的助成や借入等による資金調達も行っていきますが、できるだけ早く「にしなり★つながりの家」を実現するためには、一人でも多くの皆さまのご賛同・ご支援が必要です。
何かをあきらめる瞬間の連続がこどもたちの心を蝕んでいきます。
何かが買えない食べるものが十分にないというのが貧困の根本的な問題ではなく、貧困によってやる気や自己肯定感が損なわれてしまうことが1番の問題なんです。
貧困によって失われた自己肯定感が、人生に対するあきらめを生んでしまうことのないように….。しかし支援って実はものを与えるだけでは届かないところにあるんです。
本当に困っている人はただおはようと挨拶されただけでもそのつながりにほっとします。 そうしたこどもや親の現実を知ってください。
どんな環境にいるこどもたちでも自分の力で未来を変えていけることを知ってください。 そして一緒にこどもたちの未来を支えてください。
つながりの家建設の資金協力、備品のご提供、広報のサポートなどでお力を貸してくださる企業様を募集しています。
「こういう形で協力できるよ」ということがございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
※メッセージの順番は50音順です
応援企業のみなさま
大阪府立大学教授
伊藤 嘉余子
福島学院大学講師、埼玉大学准教授等を経て現職。専門は子ども家庭福祉、社会的養護。社会福祉士。保育士。堺市の養育里親。堺市社会福祉審議会委員、大阪市児童福祉審議会臨時委員、尼崎市社会保障審議会委員、尼崎市子ども・子育て審議会委員、兵庫県児童虐待等対応専門アドバイザー等。
応援メッセージ
西成を愛し、西成に根差し、西成で8年間、「こども食堂」の運営や親子支援を中心に、シニアや外国人の学習支援など多様な活動を展開してきた川辺さんだからこその発想と情熱と行動力に心から敬意を表します。人が、安心・安全に生活するには「住まうこと」と「食べること」が安心・安全であることが大切です。今日寝るところや明日食べるものへの不安がいっぱいでは、安心して生活できません。さらに「今日の安心・安全」が約束されて初めて、人は自分の未来を見つめることができます。自分の人生・未来をより良く描くには「学習」が必要です。この「住・食・学」によるつながりの創造を目指す「にしなり☆つながりの家」に私も大きな夢と可能性を感じます。一緒に応援しましょう!
イラストエッセイスト
犬山 紙子
エッセイスト。1981年、大阪府生まれ。14年、ベーシストの劔樹人氏と結婚。17年、女児誕生。著書多数。『スッキリ』等、テレビのコメンテーターとしても活躍中。最新刊は『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』(扶桑社新書)
応援メッセージ
こどもたちを守るために一番大切なことな「社会から孤立を防ぐこと」だと思っています。でも孤立してしまう親子がいる。長年、こどもたちを見守って支援されてきた川辺さんだから見えた、こどもを守るために必要なことが「つながりの家」。この家ができることは、この先沢山の人を助け、そこから良い連鎖が生まれるという事だと思っています。どうぞたくさんの方の支援が集まりますよう。そして、大切な活動をありがとうございます。
認定NPO法人D×P 理事長
今井 紀明
高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと、日本社会から大きなバッシングを受ける。結果、対人恐怖症になるも、大学今井紀明進学後、友人らに支えられ復帰。偶然、通信制高校の先生から通信制高校の生徒が抱える課題を知る。親や先生から否定された経験を持つ生徒たちと自身のバッシングされた経験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。通信・定時制高校に通う生きづらさを抱えた若者に、「つながる場」を届ける若者支援コミュニティを作っている。
応援メッセージ
幼少期から満足にご飯を食べていない状況の子たちと活動の中で多く出会ってきました。また、親元から離れたい高校生も多くD×Pでは住居支援や食料支援なども行ってきましたが、圧倒的に子どもたちが安心して住める場所が足りないと感じている中で今回の取り組みは非常に意義があるものと思っています。私自身も応援させていただきたいと思います。
一般社団法人八丈島ドロップス 代表
加納 穂子
1972年生まれ。21歳で妊娠・出産後にひとり親世帯となる。子どもと二人きりでは生きていかれないという思いから「保育人」を募って共同保育(?)沈没家族が始まる。その後子どもが小学3年生になるまで母子世帯数組と単身者が暮らす「沈没ハウス」に居住し生き延びる。現在は、東京都八丈島で「一般社団法人八丈島ドロップス」として自然養鶏とーとーめ・地域活動支援センターよけごん・障がいヘルパー事業を展開中。
応援メッセージ
「家族の絆」お~怖えー。「絆」は負荷にもなる。それしかないと思えば強い力がかかる。わたしが小さかった子どもと生きてこれたのは、わたしも子どもも縦横無尽なたくさんのつながりをもっていれたからだ。特別に「相談しよう」と思わなくても、日々の生活の中で「今日さー」と話せる相手が複数いることがどれだけ大きなことだったか。そういう存在に大いに助けられてきたけど、「支援されてる」と思ったことは一度もなかった。だから何度でも「今日さー」と小さな子どもの保育園での出来事や自分自身の仕事のことや日々のもやもやを話してこれた。何本もの綱が、自分にも子どもにもあると思えることがわたしにとってセーフティネットだった。つながり は、別の誰かにとってもセーフティネットになり得る、と思う。つながりの家、応援します。
花園大学社会福祉学部 教授
久保 樹里
大阪市こども相談センターで児童福祉司として長年、多くの子どもと家族の相談に応じる。退職後は大学で教員とした働く傍ら、支援現場のアドバイザー、社会的養護出身の若者の自立支援の活動を行っている。
応援メッセージ
にしなり☆こども食堂に寄せていただく度にこども達から元気を、種類豊富な美味しいご飯から心と胃に温かさをもらっています。地域で子どもを支える活動をずっと続けてこられた川辺さんたちが今度は地域のみんながつながり、支え合える場所である「にしなり★つながりの家」設立へ踏み出します。食と住と学びが結びつくとき地域にどんな変化を生み出すのか、それを見てみたいです。応援しています!
認定NPO法人Living in Peace 代表理事
中里 晋三
東京大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍(専攻:哲学)。社会福祉法人筑波会評議員。「すべての人にチャンスを」を理念に掲げる認定NPO法人Living in Peaceの共同代表として、「こどもプロジェクト」では大阪市西成区の子ども支援にも関わる。
応援メッセージ
西成という地の子ども支援が児童福祉において果たしている役割の大きさを否定できる人はいないでしょう。「西成だからできた(うちの地域ではできない)」という声をよく耳にします。本当でしょうか。全国的にもっとも深刻な地域でありながら、西成の方から「できない」という言葉を私は聞いたことがありません。「できる」と思うから「できる」。その単純な事実の力強さをあらためて思います。「にしなり★つながりの家」が設立されれば、それは一大事件であり、掛け値なしの快挙です。「西成ではできた(うちの地域でもできる)」と全国各地が後追いできる場所が一日も早くできるよう、私も精一杯の応援を送ります。
中央電力株式会社 取締役会長
Team Energy 株式会社 代表取締役
中村 誠司
25歳の時に1人で事業をスタートする。現在はグループ16社で売上げ380億の代表者。
応援メッセージ
縁あって2016年に代表の川辺さんと出会って以来、こどもたちが孤独から抜け出す支援をするため、微力ながらスポンサー企業として活動を支援してきました。問題を抱える親子と一緒に生活が出来る「にしなり★つながりの家」をつくりたい、という話を川辺さんから聞いたときは正直驚きましたが、こども食堂での支援にとどまらず、こどもも大人も地域の皆でつながる、支え合う居場所をつくりたいという、川辺さんの地域のこどもたちや親たちに対する深い愛情や行動力に心打たれました。さらなる挑戦「にしなり★つながりの家」実現に向けて、活動を周知し、応援者を増やし、支援していきます。
特定非営利活動法人食べて語ろう会 理事長
中本 忠子
昭和55年から保護司として活動する過程で、非行の原因が空腹にあることを知り、その後40年近くにわたり、恵まれない子ども達に無償で食事を提供し続け、多くの子ども達を非行から立ち直らせてきました。この活動に共感した保護司や更生保護女性会会員等が発起人となり平成27年8月に青少年の再犯防止のための支援を行うNPO法人を設立し、現在に至っています。
応援メッセージ
川辺康子さんとは、子ども食堂を運営されていることから、子どもたちへの食事提供を基盤に活動している本会に親しみを持っていただき、遠方からお尋ねいただくなど、様々な交流を重ね、互いに刺激を受けながら活動を続けています。この度、「にしなり★つながりの家」を設立されるとお聞きし、今以上に幅広い、新しい取組みにチャレンジされる川辺さんの行動力には驚くばかりです。現場の声に柔軟に耳を傾けられ、素直な気持ちで周りの方々に寄り添いたいと感じられたのでしょう。思ったことに対し、勇気をもって信頼できるお仲間と発起、行動に移されて、本当に素晴らしいと思いました。川辺さんらしく「夢」を着実に実現されますよう心から祈っています。多くの皆様方のご支援をよろしくお願いします。
おおさか市民ネットワーク
藤永 のぶよ
1974年、オイルショックで混乱期のCOOP(生活協同組合)づくりで、倉庫・事務所・トラックをと、みんなで資金集めに奔走しました。あれから半世紀、CO・OPは全国でなくてはならない存在でみんなの食卓を支えています。そして、市民出資の「おひさま発電所」も、滋賀・大阪から始まり、全国に拡がりました。
応援メッセージ
学校休業が突然発表された日のお昼、「お腹へった~」と子どもが来ました。学校給食がないからです。ええ~!どうすんの。ほっとかれへん。こうして、一日2回の食堂になりました。3密にドキドキしながら…。『子ども食堂』は、食事を出すだけではない、子どもの居場所です。だから、やめられないのです。そして今、「にしなり子ども食堂」は、大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山、遠く名張まで、関西圏の子ども食堂の、助け合い、協同のキーステーションになっています。子どもたちにとって、何と頼もしい大人集団でしょう。この繋がりの拠点が「にしなり☆つながりの家」構想です。子どもたちの夢を乗せた地域の実家を誕生させましょう。私も、その一助になりたいと思います。
元プロ野球選手
マット・マートン
1981年10月3日生まれ。2010年~2015年、阪神タイガースで主力打者として活躍。首位打者1回、最多安打3回、ベストナイン4回。来日1年目に214安打を放ち、イチローの持っていたシーズン最多安打記録(当時)を更新した。現在は、妻のステファニー、5人の子供と共に米国テネシー州に在住。現職は米国シカゴ・カブス ベースボール・オペレーション補佐。
応援メッセージ
川辺さんのビジョンと長年の努力のおかげで、「にしなり☆こども食堂」は多くの子供たちの人生に素晴らしい影響を与え続けてきました。子ども達と共に歩み、ここで子供たちが受けた愛情や経験は、彼たちの一生の宝物になっていることでしょう。この度、「NPO法人西成チャイルド・ケア・センター」が、子供たちや地域の未来のために、「にしなり★つながりの家」という、とても大きな挑戦を新たに始められたことに、私はとてもエキサイトしています。昨年、川辺さんや「子ども食堂ネットワーク関西」の皆様と出会えたことを私は心から嬉しく思っており、今後も何らか形で一緒に活動できることを楽しみにしています。この地域には、助けを必要としている子供たち、また親たちが大勢います。彼らにとって、少しでも良い明日を作り出すため、今、私のメッセージを読まれている皆様にも、このプロジェクトを応援していただけることを心から願っています。Blessings&頑張りましょう!
認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト 共同創業者
村田 早耶香
大学在学中の2001年、東南アジア訪問時に子どもが売られる問題の深刻さを知り、2002年二十歳の時に仲間と共にかものはしプロジェクトを創業。10歳未満の子どもまでもが被害にあっていたカンボジアで、子どもが売られる問題を防止するため、職業訓練と雇用により家庭の収入を向上させる雑貨工房を運営。また、加害者を取り締まるための警察訓練の支援も行う。現在はインドにも活動を広げ、インドのNGOと共に、被害にあった方達が人生を取り戻す支援と、子どもが売られない社会の仕組み作りの支援をしている。2006年日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」リーダーシップ部門を史上最年少で受賞。2011年 社団法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン グループ日本法人各社主催、ヘルシー・ソサエティー賞を受賞し、天皇陛下(当時は皇太子殿下)と謁見。
応援メッセージ
川辺さんの「支援する、されるという関係性ではなく、皆で支え合う」というお考えに強く共感しています。また、親子の生活の中に入って支える支援を実現することが、これまではとても難しかったと思いますが、つながりの家があることで、親子の生活の内側に入っていくことができ、しんどくなった親子をより深く支えることができると信じています。西成でのこの取組みは、全国の学びになると思います。にしなり★つながりの家ができることを心から願っております。
大阪府立西成高等学校 校長
山田 勝治
1957年西成区に生まれる。1981年より大阪府高等教員。部落研顧問や人権研究会のスタッフ、会長などを歴任。2005年府立西成高等学校に教頭として着任。現在、同校校長(09年度~13年度、17年度~、8年目)
応援メッセージ
同じ地域にある地域の高等学校からひとこと応援メッセージを送ります。私たちは子どもの育ちをサポートするとともに、「巣立ち」をどう実現するのかというテーマをもって日々生徒と向き合っています。そしていつもそんな私たちとともに歩んでくださる「西成チャイルド・ケア・センター」が新しいチャレンジを始められます。「支援する。支援される?ってどんな感じ?!」「共に生きるってなにかなぁ?」こんな素朴で根源的な問いをいつも追及されている「西成チャイルド・ケア・センター」の新しい答えにたどり着く道のりが「つながりの家」であったことに安堵感と納得感を感じています。「誰かに寄り添うとき、何も言わず傍にいるだけのことが嬉しくて、辛い感じ!」 こうしたつながりによる支えあいを皆さんとともに応援したいと思います。
皇學館大学教育学部教員
現代のロバート・オウエンを探す会代表
吉田 明弘
1965年生まれ。大阪府立大学大学院社会福祉学研究科(博士後期課程)退学。皇學館大学教育学部教員。宇部短期大学、兵庫大学短期大学部を経て現職。児童養護施設や少年院退所者などを積極的に雇用する企業を顕彰する「現代のロバート・オウエン賞」を主宰。
応援メッセージ
いまはなき小田実が、「『助ける』つもりで『助けられる』—そんなこともある。いやほんとうに人を『助ける』とは、そういうことではないのか」といっていますが、子どもたちとの関わりのなかで、助けられてきたのは、実は「にしなり☆子ども食堂」のスタッフではないかと思うのです。代表の川辺康子さんの顔がいきいきとしている秘訣はそこにあるんじゃないかな? けっきょくのところ支援とは、子どもとの関係性に尽きるような気がします。助けたり、助けられたり。そんな人間関係のうえに立って開設される「にしなり★つながりの家」は、地域での望ましい支援モデルとして注目されることでしょう。関西には、人を「かまう」文化があります。気にかけて面倒をみるという意味です。つながる前提はかまうであり、子どもをかまうための社会的な取り組みである「にしなり☆つながりの家」は、関西=かまう文化の具現化だと思います。市民の自発性にもとづいた新しい子どもの居場所づくりが、ソーシャル・アクションへと発展していくことを、おなじ関西人の一人として応援しています。